- 2012-02-04 (土) 3:14
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「営業中にバーテンダーはトイレに行ってはいけない。」
と、若い時にあるバーテンダーに教わった。
お客さんを迎え入れなければいけない。
お客さんを放っておいてはいけない。
カウンターを守らなければいけない。
そのために体調管理を怠ってはいけない。
その方は55年間それを守って引退されました。
尊敬いたしますm(__)m
しかしながら人間です。お腹の調子が悪いこともあるでしょう。でもやっぱり一番の原因は、自分自身のことが多いのではないでしょうか。
わたくし自身は、ここまで厳しくする必要はないと思っていますが、そう心掛ける必要はあると思います。
そんな中で、店の従業員がトイレに行った時には、汚れていたら清掃するなり、トイレチェックをちゃんとしてください。それも出来ていない店が多いのが現状なんです。
さて、その教えてくださったバーテンダーを紹介しましょう。
銀座7丁目のバー・クール(KOOL)の古川緑郎さんです。
2003年11月19日。御自身の88回目の誕生日に閉店されました。
最後に古川さんの言葉を。
「店内では、客も主人も従業員も、行儀、作法、道徳を守らねばならない。
あの店は良い店だ、と言われるには、店の造作がいいからとか、調度品、高級品が並べられているから等々ではない。
いくら高級な調度品を並べたてようと、主人と従業員が一丸となって、店のため、ひとつの目的のために務めなければ良い店にはならない。
また客も、その気になって店に協力しなければ良い店にはならない。 客が良い店を作るのだ。
客がその店の営業目的を知って、エチケット、マナー、モラルを守ってくれれば、店内は良い雰囲気につつまれて楽しい店となり、飲む物も自然とおいしくなる。
そうなれば客は、口から口へと伝えてくれて、あの店は良い店だから行ってみなさいとなる。
良い客がつけば店にも風格がつき、世間にも宣伝されて、客が集って来る。
客は一軒の店だけではなく他の店にも行って、いろいろと比較をするものだ。
良い店には必ず共通した何かがある。客はそのような店を行ったり来たりする。
一流店と言われるには、それなりの努力をしなければならない」
銀座 名バーテンダー物語 伊藤精介著 晶文社より
(現在は中公文庫より文庫本が出ています)
身が引き締まります。つくづく尊敬いたします。
あぁ、もう一度クールのカウンターで飲みたいなぁ。
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